スマートシティとは?
スマートシティとは「都市の抱えるさまざまな問題に向き合い、AIやICT等の先端技術を活用しながら計画、整備、管理・運営を行うことで、全体最適化を目指す持続可能な都市または地区」のことです。
ICTとは情報通信技術のこと。ICTを利活用することで、企業活動や市民生活が便利になります。
近時の ICT・データ利活用型スマートシティは、環境やエネルギー、交通、医療など、複数の分野にまたがる「分野横断型」 が大きな特徴です。
スマートシティとコンパクトシティの関係性
スマートシティとよく似た言葉に「コンパクトシティ」があります。スマートシティとコンパクトシティは別の概念ですが、一定の関係性があるのでここで簡単に解説します。
コンパクトシティとは、郊外に広がった産業や生活機能を一定の範囲内に集中させるという構想です。
コンパクトシティは実際の土地空間を活用して効率化を図ろうとするのに対し、スマートシティは主に情報がターゲットです。IoT(Internet of Things)や人工知能(AI)といったテクノロジーを活用して情報を高度に合理化し、生活の質の向上と効率化を目指すものです。
またコンパクトシティは事業規模を「縮退」させることを目指します。拡大した都市空間をコンパクトに収めることで、行政サービスや住民生活の利便性を高めていくものです。
一方のスマートシティは、少なくとも概念としては、都市を「拡張」させるものです。物理的に住空間などを広げるものではありませんが、情報を媒介として人間の行動範囲を無限に広げる効果があります。
このようにスマートシティは、コンパクトシティと対比して考察することで、その特性が浮き彫りになるのです。
この記事内容は神田重量金属株式会社のブログからの転載です。
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