日本では、木造戸建て住宅の割合が2018年時点で92%に上ります。
もし解体工事をするとしたら、こちらの木造解体になることが多いでしょう。
木造解体は空き家や老朽化したアパートなどで増加傾向にあり、対企業から対個人のやり取りをする業者も増えています。しかし、まだまだ実績のない業者が多く、書類の作成や近隣への対応がおろそかなことも。
弊社では多くの木造建物の解体を手掛けてまいりましたので、初めての方でも安心してご依頼いただけます。
■木造解体の施工手順
木造解体では一息に建物を壊すのではなく、順を追って廃棄物を分けて回収し、丁寧に解体していきます。
工事は建物の構造や立地環境などにもよりますが、10日ほどかかるのが一般的です。
① 養生や足場の設置
作業のために足場を組み、解体の際に生じる飛散物や騒音の防止を目的に、養生シートを周囲に張ります。
② 屋内の残留物・周辺物を撤去
照明器具や窓ガラス、外構の塀などを撤去し、重機を入りやすくします。
③ 内装・屋根材の撤去
壁に使われている石膏ボードや畳、瓦などを取り除きます。
④ 重機での解体
重機を使って、建物を解体します。重機を使うのが難しい場合は手作業で行います。
⑤ がら撤去・地中の確認
解体で発生したがらを分別しながら回収し、地中に何も埋まっていないか掘り起こして確認します。
⑥ 整地
重機を使って、地面が平になるよう整地します。
■ご依頼前の注意点
木造に限りませんが、解体工事は多くの段取りが必要です。
お見積りから工事完了まで最低でも2か月ほどがかかりますので、なるべく余裕をもった日数を確保するようにしてください。
とくに、1月1日時点の状態で固定資産税の金額が決まるため、売却せずに所有する場合はタイミングを計るといいでしょう。
また、お客様の側で行っていただくことも多いです。
家屋にある荷物の整理や解体に伴う申請書類の作成のほか、ガス・水道・電気などの中止手続きなどが伴います。
書類作成などに関してはできる限りサポートいたしますが、これらの点についてご留意いただければ幸いです。